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SAGパワー指数(SPI)試験

SPI試験は、ベンチ規模の粉砕ミルで実施され、標準的な粉砕を行うために必要なエネルギーを測定して指数として表現します。 この指数は、SAGミルやAGミルの観点から見た、鉱石の硬度の測定です。

この試験はバッチ試験であり、標準の直径10cm長さ30cmのミルの中で2kgの鉱石に対して行われ、80%が12.5mmの篩を通過する細かさから、80%が1.70mmの篩を通過する粒度まで試料を粉砕するのに必要な時間(分単位)を測定します。

SPI試験のスケールアップ性や国際的な幅広い成功の鍵は、SPI試験では産業用のSAGミルに見られる4種類の破壊メカニズムのすべてが表現されていることです。 

  • 衝撃破壊
  • 単一粒子の掴み取り
  • 摩減破損
  • 自主圧縮

SPI試験は、設計・最適化・生産予測研究用の高度な粉砕経済性評価ツール(CEET)の摩砕シミューレーションシステムにおいて、Bond Ball Mill のデータと組み合わせて使われます。 SPIには、必要な試料量が少ないという利点があるので、鉱床の地質冶金学的マッピングに適しています。

SPI試験は、近年幅広く利用されています。 何百もの鉱床のさまざまな鉱物が試験され、硬度や多様性プロファイルの大規模なデータベースに結実しています。 SGSの専門家は、世界中の鉱床からの鉱石試料に対してSPI試験を25,000回以上実施しています。

SGSでは、SPI試験を、他のベンチスケール試験や処理シミュレーションプロジェクトと一緒に定期的に実施しています。 多くの方法論を利用することにより、厳密さで他に類を見ないソリューションを提供します。 粉砕設計を鉱物体に合わせて最適化し、利益を最大化したい方は、SGSにご相談ください。

サンプルフィード要件

SPIミルフィード用には最低でも3/4"を通過する2kgの鉱石(1/2"を通過が80%未満)が必要。 破砕機指数(CI)の判定には10kgが必要です。

* Dobby G, Kosick G, and Starkey J, “Application of the Minnovex SAG Power Index Test at Five Canadian SAG Plants”, in International Autogenous and Semiautogenous Grinding Technology 1996, Mular A.L., Barratt D.J., and Knight D.A., eds.,1996.

SGSは、SAGパワー指数(SPI)試験のようなツールを利用した粉砕工程設計・最適化・生産予測の分野で比類のないグローバル専門知識を提供する企業として信頼されています。

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