MMI オリエンテーション調査は、あらゆる探査設定において非常に重要で、特にソースエリアから未固結物が運ばれることが分かっているケースでの使用が特に効果的です。
本格的なMMI 探査プロジェクトを行う前に、MMI™技術の応用を試験し、最適な試料採取とテスト結果を保証することが重要です。 適切に設計されたオリエンテーション調査は通常、強シグナルを確保するために、鉱化が既に分かっているエリアで小規模スケールで行われます。 このような調査では、特定のエリアにおけるMMIの適性を提供し、特に採取深度に対する最適な調査パラメータを判断するのに役立ちます。
MMI オリエンテーション調査では、高密度サイト分散を持つ、既知のターゲットに対してシングルトランセクトを使用します。 各試料ピットから、複数の試料を採取します。 この調査を実施する主な理由は以下の通りです。
- 鉱化を特定するのに十分な密度のサイト分散を測定する。
- どの元素が鉱化ゾーンを特徴付けるか特定する。
- 活動中の有機材料より下で、試料採取する適切な深さを確定する。
- 一連のMMIを完了するか判断する。
- 低減されたMMI-Mパッケージで使用する、またはMMIパッケージの完了が必要な場合、適切な元素を確立する。
御社のオリエンテーション調査を適切にデザインするために、以下のガイドラインを遵守します。
- 試料採取は15-25m間隔で行い、鉱化されたターゲットゾーンで直接行う場合は、間隔は15mより短くする。
- 試料採取はターゲットの中央ならびに中央を超えた地点で行い、鉱化の上盤又は下盤、もしくは鉱化ゾーンの両端を含めるようにします。
- 試料採取は、ターゲット鉱化ゾーンの両端以降から少なくとも150mの地点に拡大し、バックグラウンドMMI レベルを捕えるようにします。
- 25か所の試料採取場所が必要で、そのうち少なくとも3か所は十分な範囲がカバーできるように、ターゲット上になければなりません。
- 採取場所は、土壌プロファイルの断面から少なくとも40cmになければなりません。
試料採取場所の最終かつ最適な距離は、鉱床ターゲットの種類とサイズによって決定されます。 例えば、断層系の金鉱床は、斑岩銅鉱床と比べ間隔が小さい傾向にあります。
適切な採取手順は、MMIオリエンテーション調査を成功に導くためのカギです。 長年の経験と研究に基づいてSGS の専門家が特定のプロトコールについて説明し、適切な試料採取をサポートいたします。
MMI オリエンテーション調査は、御社のMMI 地球化学調査全体が適切に設計されており、プロジェクトの成功率を高めます。 MMIオリエンテーション調査データは、PPB単位で報告されるため、正確で再現可能なデータを確実にするために、清浄度に関する正しい方法および注意が重要です。 正しく実行した場合、完全なSGS MMI調査の適用可能性および最適化を確保する作業に役立ちます。
SGSは、分析手順で正確性および完全性に関して、グローバル基準を代表しています。 弊社では皆様と協力して、最適なMMI結果を達成するために必要な優れたレベルで調査が実行されるようにします。 詳細については、今すぐ弊社までお問い合わせください。