車室内の空気の質は自動車メーカーと乗員にとって非常に重要です。
温度変化によって、プラスチック、ポリマー、発泡体、繊維製品などのトリム素材から、ドライバーや同乗者の健康と安全に影響を及ぼす可能性のある物質が放出される可能性があります。そのため、車両はさまざまな ISO規格と自動車OEM規格等に適合する必要があります。
SGS では、材料、部品、車両全体に対する車室内エミッション試験に対応します。対応試験例:
- VOC・SVOC 試験
- ホルムアルデヒド試験
- フォギング試験
- 臭気試験
VOC・SVOC 試験
VOC やSVOC は、運転者と同乗者の健康と安全に直接影響を及ぼす可能性があります。そのため、材料、部品、車両全体を対象に、VOCやSVOCの対象物質や定量的な測定に関する厳しい規制と基準が設定されています。
SGSでは、超小型のものから車両全体をカバーするものまで、さまざまなサイズの試験チャンバーを保有しています。すべてのメーカー、モデル、材料、部品に対して、さまざまな試験規格・仕様に対応いたします。
ホルムアルデヒド含有量の分析に加え、残留モノマー測定、4tert- ブチル安息香酸、全炭素および熱分解測定も実施いたします。
フォギング試験
フォギング試験では、高温下の車室内の材料から放出される揮発性物質を定量的に測定します。フォギング試験における「曇り」とは、フロント・ウインドウの内側に生じる凝集物を指します。試験には以下のものが含まれます:
- 凝集物の光沢測定
- 凝集物の重量測定
- 曇りの透明度の測定
臭気試験
この官能試験は、トレーニングを受けた有資格のテスターによって実施され、次の 2 つの領域をカバーしています。
- 臭気の強さ
- 臭気の識別
これらの評価は、バイアルまたはバッグを使用して、材料または部品に対して実施いたします。
すべての車室内エミッション試験は ISO および OEM 規格に準拠して実施いたします。
SGS の自動車試験サービスを選ぶ理由
SGSのラボラトリーはISO/IEC 17025の認証を取得しており、自動車OEMの承認を受けた車室内エミッション試験に対応いたします。SGS は、どの地域のお客様に対しても、必要な規格に従ってお客様の車室内エミッション試験を通じて支援いたします。